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日常エウレカ、ヘウレーカ

智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。 兎角に人の世は住みにくい。

ジョージ秋山「アシュラ」映画公開

書評

ジョージ秋山先生の不朽の名作「アシュラ」のアニメ映画が、まもなく公開されますね。

 

原作の漫画「アシュラ」は、平安末期の飢饉にあえぐ庶民たちの壮絶な生活風景を、アシュラを中心に描いた作品です。

 

華やかな公家たちの生活にくらべ、庶民は、今日食べるものがない生活。

最終的には、死体の肉や自分の子供の肉を食べるというカニバリズム(人肉食)という

行為におよんでしまう、悲しい時代。

このあたりの描写が、当時、物議をかもしだしてたようです。

 

ストーリーはともかく、作中の「生まれてこなないほうが よかったのに」というセリフに象徴される描写の数々など、漫画読みとしては、一度は読んでおきたい作品です。

映画は、このあたりの描写をどのように表現するんでしょうか?

 

ボクとしては、「アシュラ」と並び、ジョージ秋山先生の名作と称される「銭ゲバ」の方が、わかりやすくて好きです。

ちょっと前に、松ケン主演でドラマ化されて失敗してますが、原作漫画は、とてもまとまりが良い作品だと思います。

 

貧乏の為に、病気の母を救うことができなかった蒲郡風太郎は、金の為なら手段を選ばない人間になってしまう。

数々の悪行のうえ、金と名声を手にいれた風太郎の末路は・・・?

という感じの作品。

 

どちらの作品も、当時、少年誌に連載されたということで、ジョージ秋山先生は、よくぞ、少年誌でここまで表現されたなぁ、という問題作です。

一読しておきたいものです。

 

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