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ウィキペディアの「飯島真理」についての記述が泣けると私の中で話題に。

1980年代に、アニメ「超時空要塞マクロス」「リン・ミンメイ」役として人気を博したシンガーソングライターの飯島真理さんについてのウィキペディアの記述が感動的であると、私の中だけでかなり話題になっています

ウィキぺディアにおける「飯島真理」

ウィキペディアでは、記述されるエピソードなどについて、ホントかしら?といった事もあるようで、書かれている当の本人も「そんなエピソード知らない」という状況もあるようですが、今回は書かれていることは全て真実という前提で、この記事を書いています。

また、ウィキペディアは編集ができる事典なので、時間の経過により内容が変わっていくと思われますが、あくまで本日時点(2017年5月)の記述に基づいて書いています。

飯島真理 - Wikipedia  を参考にして記事を書いています。

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愛・おぼえていますか

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飯島真理さんの軌跡

飯島さんについて書かれた内容を、引用・要約します。(【】内は引用)

  • シンガーソングライターとしてビクターと契約したが、デビュー前に、ディレクターからアニメの声優のオーディションを受けるよう勧められ、オーディションを受けたところ、リン・ミンメイ役に抜擢される。

  • アニメ「超時空要塞マクロス」の中で架空のアイドル「リン・ミンメイ」役を演じ、「私の彼はパイロット」などの楽曲も話題となり、自身の歌手デビューの前にファンクラブが発足するなど、飯島さんはアイドル的な人気を博した。
  • 【作品の終了後にも、本業の音楽活動に「リン・ミンメイ」の印象は付いてまわり、一部のファンは現実の彼女に、「リン・ミンメイ」像を投影し、コンサートでミンメイの曲を歌って欲しいと望んだ。また、マスコミにもアイドル扱いで、取材で「飯島さんて自分でも曲書かれていたんですか?」と言われることが多かった】

    (【】内は、上記ウィキペディアより引用)

 

もともと、シンガーソングライターとして活動したかった飯島さんが、アイドル的な人気で、しかも、「飯島真理」としてではなく「リン・ミンメイ」として有名になってしまった状況は、本人としては、大変な葛藤があったのではないかと推測します。
また当時は、アニソン(またはアニメそのもの)の社会的地位が、通常の楽曲や映像作品などより少し低く見られていた時代でもあったので、その点にも葛藤があったのではと推察されます。

(マクロス放送当時、バルキリーに熱狂する小学生だった私も、飯島真理=リン・ミンメイと思っていたし、恥ずかしながら、今でも、飯島さんの曲をリクエストするとしたら、リン・ミンメイの曲だと思います。)

 

【歌手デビュー前に演じた『超時空要塞マクロス』のヒロインのイメージで語られることには葛藤があり、「マクロスやリン・ミンメイに関しては、色々な思いがあります。自分の中で受け入れては解放し、受け入れては引き離し……というプロセスの繰り返しだったんですよ」と語っている】

(上記、ウィキペディアより引用)

 

【これらの悩みから、意識的に続編や企画に関わることを止め、コンサートで『愛・おぼえていますか』を歌わないこともあった(周囲のスタッフ陣も気を遣ったという)。

1989年に渡米した理由のひとつには、「リン・ミンメイ」という名前から逃れたいという気持ちがあった】

(上記、ウィキペディアより引用)

 

アメリカで活動

アメリカで活動を始めると、アニメ「マクロス」の知名度が高いことに驚き、また海外のファンがミンメイ役とのジレンマを理解してくれていたりしたことで、改めてすごい作品に出演していたと実感。

 

1990年代半ばから、マクロス関連のイベントなどに関わり、現地のアニメコンベンションにも出演するようになった。

 

 

アメリカでミンメイを演じる

【2006年、米国で発売開始された英語吹替版DVD『Super Dimension Fortress MACROSS』では、英語吹き替えで22年ぶりにリン・ミンメイの声当てを担当した。】

(上記、ウィキペディアより引用)

 

で、20年間以上、架空のアイドル「リン・ミンメイ」とのジレンマで葛藤した飯島さんですが、この「Super Dimension Fortress MACROSS」で再び「リン・ミンメイ」を演じたことで・・

【一時はミンメイの顔も見たくないと思った時期もあったが、録音スタジオで久しぶりに対面した時には涙が溢れ、心の中で

「あなたのことは一生私が面倒を見るからね」

と約束したという】

(上記、ウィキペディアより引用)

 

・・・「あなたのことは一生私が面倒見るからね」・・・

 

・・・深すぎる・・・
長い間、悩んだ人間が、この言葉を発したということが、とてつもなく深いです。
泣いた…

 

前述の通り、マクロス放送当時、私は小学生だったので、飯島さんがその後、ミンメイ役とのジレンマで葛藤していることなど知りませんでした。

つい最近、「私の彼はパイロット」などのリン・ミンメイの楽曲を改めて聴いたことから、なんとなくウィキペディアで飯島さんのことを調べたら、感動的な気持ちになってしまい、こんな記事を書いています。

 

こういった事を私が知らなかっただけかもしれませんが、あくまで私自身の思いとして書きました。
私と同じ世代で、当時「マクロス」に熱狂していた子供だった方々の中には、こうした飯島さんの葛藤と、その後の「ミンメイに対する想い」を知らない方も多いのではないでしょうか。

 

[2018.10.07 追記]

YouTubeなどにアップされている飯島さんの動画をめぐって、コメント欄を読んでみると、飯島さんは、アメリカのエンターテイメントに挑戦する過程で、激しいボイストレーニング(?)か何かで、一時期、喉を痛めてしまい、思うように声が出ない時期があったらしい、というコメントがよくみられます。
その後の彼女自身の努力で、だいぶ声の調子は戻り、高音なども出るようになったと見受けられますが、やはり、全盛期の頃のような透明感のある声とは、少し違うに思われます(個人的な感想ですが・・・)
でも、やはり彼女の歌声や歌唱は素晴らしくて、じっと聴き入ってしまいます。

 

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